市民が安全安心に暮らせる生活を守る消防力の強化を目的に、市消防局は大型ブロアー車1台を初めて導入し、5月27日、市消防防災訓練センターで展示、車両説明などを実施した。
同局によると、この車両は全長8・18m、高さ3・53m。車体後部には直径1・25mのブロアー(扇風機)が備え付けてあり、最大風速45m、水を霧状にして約60m先まで噴射できる。
同車両を利用することで、トンネル火災や大規模工場火災の現場で、迅速な排煙、排熱ができるようになる。また空気ボンベ充填機としての機能も併せ持ち、災害現場で隊員が使用するボンベへの速やかな空気充填にも活用される。現在、横浜市をはじめ全国に計24台配備されているうちの1台で、同局は5月から稼働させている。
同局警防課によると、導入の背景には2005年に発生したJR福知山線脱線事故がある。当時、現場に充満したガソリンの煙など引火の恐れがあるガスの迅速な排煙が必要とされたという。
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