横須賀・三浦 社会
公開日:2026.01.01
共済病院
患者との対話にゆとり
電子カルテ搭載スマホ
横須賀共済病院は、日常業務へのAI技術導入で、医療現場の課題解決を推進している。電子カルテベンダーと共同開発した、音声入力可能な電子カルテ搭載のスマートフォンがその主役だ。
入院患者の体調確認や診療方針を決めるために行う医師の回診には従来、看護師2人が同行。メモ取り役はナースステーションに戻り、カルテに記録する作業も行うなど効率が悪かった。
しかし、このスマホに音声を入力すればAIが瞬時にテキスト変換。医師や看護師間ですぐに情報が共有され、回診に同行する数も1人に削減することができた。
このスマホには、もう一つの画期的な機能がある。レンズに薬をかざすだけで、その名称や効能を即座に表示する「薬剤鑑別機能」だ。服用する薬の種類や量は患者によって千差万別。知識と経験を持つベテラン看護師しか担えない業務で、20人の患者に対して1時間を要していた。
これが端末導入により、若手看護師でも正確な薬の鑑別が可能となり、所要時間は4分の1に短縮。ブランド推進室の千葉由美室長は、「患者との対話に充てる時間が確保され、看護師と患者双方の満足度向上につながった」と話している。
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