藤沢暴力追放推進協議会(増田隆之会長)が7月30日、「振り込め詐欺防止協力感謝券」を藤沢警察署へ寄贈した。事件を未然に防いだ協力者へ感謝券を贈ることで市民がより犯罪へ目を光らせ、事件や被害の撲滅を目指す。
この感謝券は、藤沢警察署管内で発生した振り込め詐欺や暴力事件などを未然に防いだ事案が対象で、1事案につき、3千円から5千円分ほどの全国共通百貨店商品券が贈られる。民間団体から警察へのこうした協力は、神奈川県内では初。
今年1月1日から8月3日までの県内の振り込め詐欺発生状況は前年と比べ、被害金額は減っているものの、件数は1143件と482件増えている。藤沢署管内でも前年同期比6件増加の18件発生しており、同協議会は打開策として市民への協力を呼びかけ、詐欺行為を犯しにくい地域性をPRするために感謝券を発案した。今後も年間で30万円分の感謝券を継続的に同署へ贈る予定。
増田会長は「犯罪を水際で止めるのに、市民の協力は不可欠。我々の感謝の気持ちを形にしたこの試みをきっかけに、市民が犯罪へのアンテナをより高めてもらえれば」と話した。
同日、藤沢銀座通りで開かれた「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」で、7日に振り込め詐欺被害を銀行窓口で阻止した、ゆうちょ銀行藤沢店勤務の山口竜輝さんに増田会長から第1号となる感謝券が手渡された。
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