建物の老朽化などを理由に、建て替え工事が進められてきた藤沢市役所新庁舎が完成し、落成式が12月16日、同庁舎1階で行われた。式典には、関係者約160人が参加し、新庁舎の新たな門出を祝った。
建替え工事は、2011年の東日本大震災の後、築50年を超える旧本館の耐震強度が問題となり、立ち入り禁止となったことで、計画が進められた。新庁舎はその跡地で15年9月に着工、17年12月14日に引き渡された。地下1階地上9階建てで、延床面積は3万5435・03平方メートル。免震装置を取り入れ、市民の利用が多い窓口を1階から4階に置き、トイレや案内表示はユニバーサルデザインにした。
式典は、初めに藤沢とび職組合が祝いの木遣りを披露し、テープカット、くす玉開きが行われた。
鈴木恒夫市長はあいさつで、現在民間ビルなどに分散している行政機関について触れ「一元的に物事を進めることが難しい状態だった。特に災害時に情報や人が集約できない恐れがあったが、今回新庁舎に集約できることで改善される」と話し、「5階には市民会議室や市民の広場をつくり、使いやすい親しみやすい庁舎になっている」と新たな庁舎の利便性をコメントした。
また、市観光親善大使のつるの剛士さんもあいさつに立ち「とてもきれいで使いやすそう。いつか広い玄関で歌が歌えると嬉しい」と話した。
17日には市民に一般開放され、4353人が見学に訪れた。
新庁舎は1月4日(木)から供用が開始される。
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