1980年のデビューから38年にわたって運行してきた小田急電鉄の特急ロマンスカー「LSE(7000形)」が7月10日を最後に通常ダイヤから外れる。展望席を備え、オレンジとグレーを基調とした伝統的な車両が長年、ファンから親しまれてきた。10日以降、臨時列車として運行し、今年度内にもその歴史に幕を下ろす。
同電鉄によると、ロマンスカーとしてはSEから数えて3代目。デザインはシンプルながらクラシカルな趣きで、81年には「鉄道友の会 第24回ブルーリボン賞」を受賞した。また車内も「ラグジュアリースーパーエクスプレス」の名に相応しく、初のリクライニングシートを導入するなど豪華な設えで、箱根への旅行などに人気を博した。
87年には4代目「Hi─SE」、91年には5代目「RSE」がデビューしたが、2012年にいずれも引退。LSEは階段がなかったことでバリアフリー対応が可能で、結果、長寿となった。
同電鉄では「残りわずかではあるが、LSEの乗車を楽しんでいただけたら」と話している。
定期運行最終日の乗車券は完売。同日記念セレモニーを予定しているほか、7月31日まで「LSEありがとうキャンペーン」を実施している。
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