子どもたちが30年後の街を考える「ふじさわこどもまちづくり会議」が11月17日18日の2日間、南消防署で開催された。地元の建築士や学生ボランティアが運営し22回目を迎えるイベントで、小学生約40人が参加した。
今年のテーマは、藤沢駅周辺。子どもたちは大学生に引率され街を歩き、現状や歴史を学んだ。途中、「ペデストリアンデッキの良いところと悪いところを考えよう」と問いかけると、「下が暗くなる」「雨に濡れない」「人が上を歩くから事故が減る」など、次々と意見が出てきた。後半はどのような未来のまちが理想かを子ども同士が話し合い、500分の1の模型を作製。高い建築物を作り周辺環境に影響が出ると、協議し低く調整するなど、まちづくりの難しさも体験した。
完成した模型は、ポケットパークや屋上緑化を取り入れた緑の多い街。ペデストリアンデッキは駅から奥田公園までつなげ、下まで光が届くよう、透明な床材を採用した。一方、駅前にポケモンセンターができるなど、子どもらしい一面も。鈴木恒夫市長は「緑が多くて災害も考えてある、夢と希望の街」と感心した。
代表の三原栄一さんは、「駅前再開発は難しいテーマ。自分が作りたいものがあるなか、話し合いで解決し街を完成させたのは立派」と話した。
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