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欧州特許庁主催の「欧州発明家賞(非欧州諸国部門)」を受賞した 吉野 彰さん 遠藤在住 71歳

掲載号:2019年7月5日号

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世界を変えた「電池の父」

 ○…技術的・社会的・経済的に優れ、世間に大きく寄与した発明に対し、欧州特許庁が贈る「欧州発明家賞」の非欧州諸国部門を受賞。パソコンやスマートフォンなどに使用される「リチウムイオン二次電池」の研究が評価され、日本人では史上3人目の栄誉に輝いた。授賞式では「リチウム電池の父」と紹介されるなど、現代技術革新の要とも言える存在だ。「研究の成果がようやく認められた」と受賞を喜びつつ「自分一人の力ではなく、多くの協力あってこそ」と朗らかな笑みを浮かべる。

 ○…1972年、旭化成へ入社。当時から充電可能な電池のニーズはあったが、従来の技術では実現不可能とされており、手探りで研究をスタートさせた。以来足かけ15年。充放電の繰り返しで電池容量が低下してしまうなど課題を一つずつ克服し、小型で軽量、安全性の高い電池の開発に成功した。「もちろん紆余曲折はあったし、不安になるときもあった。それでも『必ず世のためになる』と自らに言い聞かせてきた」と足跡を振り返る。

 ○…大阪府に生まれ、就職して関東へ。第一子の誕生と共に藤沢へ引っ越した。現在は同社名誉フェローとして勤務する傍ら、大学教授として学生に経験を伝えている。自身は京大工学部卒の生粋の理系畑だが、実は歴史好き。守備範囲は地球誕生から人類史、近代産業革命までと幅広い。「歴史から過去を学ぶことは未来を予測することに通じる。いくつになっても好奇心を持たないとね」

 ○…欧州では特に関心が高い環境問題。リチウム電池と他の技術が融合することによる”化学反応”に期待を寄せる。「解決の糸口は提示できたと思う。インフラの整備も含め、新しい技術が日本から世界に発信されていったら」。そう言って温かな眼差しを向けた。

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