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藤沢版 公開:2019年8月30日 エリアトップへ

「ジムニー歴史館」(用田) ずらり29台「人生の集大成」

社会

公開:2019年8月30日

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館内を紹介する尾上館長。赤い車体は40年近く前初めて購入した「SJ30」。「いじる楽しさを知った原点」とも
館内を紹介する尾上館長。赤い車体は40年近く前初めて購入した「SJ30」。「いじる楽しさを知った原点」とも

愛好家集う”聖地” 開館1周年

 1970年にスズキが販売開始した四輪駆動車「ジムニー」。軽自動車の元祖オフロード車として今も根強い人気を誇っており、世界中にファンが多い。そうしたフリークの間で、一つの”聖地”と目されている場所が用田にある。用田在住の尾上茂さん(72)が私財を投じて1年前開設した「ジムニー歴史館」だ。

 綾瀬との市境近く。県道45号線を北上すると白い四角形の建物が見えてくる。ここが世界的にも珍しい、ジムニーだけを集めた私設歴史館だ。

 扉を開けると出迎えるのは、尾上さんが長年収集した計29台。ジムニーの原形として知られる「ホープスター」からラリーカーまで、車の足跡を伝える貴重な車両を資料とともに展示している。

 実は尾上さん、ジムニーファンの間では知る人ぞ知る存在。ジムニー専門のパーツを企画販売する「アピオ」(本社・綾瀬市)の創業者で、長年製造に携わってきた。館内に並ぶ車両は購入したものだけでなく、自らの手で廃車同然の車両を整備し、よみがえらせたものがほとんどという。

原点の「SJ30」

 ジムニーとの出会いは38年前。四輪駆動の「ジープ」が好きだったこともあり、発売されて間もなかった「SJ30」を購入したのが始まりだった。

 「これがどうにも情けない車で坂道もろくに登れない。それで自分でいじってみようと思ってね」

 当時わずか28馬力。ジープと比べると性能の差は歴然だったが、オリジナルのパーツを作り、改良を重ねるとがらりとその表情が変わった。

 国内外のレースにも多く出場してきた尾上さん。自慢の車両は他のドライバーからも評判を呼び、パーツの製造を依頼されるまでになった。

名車に感謝込め

 「歴史館は正直商売にならないよ」と笑うが、ジムニー愛を語り出すと止まらない。「自分で車をいじって育てる楽しさを教えてくれた。今の人生はジムニーあってこそ。だからここは人生の集大成のような場所」と目を細める。開館から1年。現在は全国だけでなく、海外からも来館者が訪れるといい、「古今愛されてきた名車の足跡を辿ってもらえたら」と話した。

■ジムニー歴史館

【電話】0466・90・3011/(住)藤沢市用田2140/(営)午前10時〜午後5時/(休)月〜水曜日/入館料は寄付として1人千円

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