商店街の活性化を図ろうと、バスやウォーキングで地域の個店を巡るツアーが5日、辻堂地区で開かれた。参加者からは「新しい発見ができた」などと好評で、迎え入れた店も試食やプレゼントを用意。商店街ぐるみで地域の活性化へつなげる狙いだ。
ツアーは藤沢市と市商店会連合会が共催。商店街を利用することの少ない20〜30代の女性を対象に募り、12人が参加した。一行は最初に同地区の南に位置するプチモールひがし海岸協同組合の中野養蜂園を見学。次に訪れた神原米店では、新潟県産コシヒカリや北海道産ゆめぴりかなどブランド米3種類の食べ比べを体験し、「甘さがある」「粘りが強い」など話しながら楽しんでいた。
また、駅北側の辻堂新町商店会にあるパン屋・オーヴェールでは、店主が「一番おいしいパンを食べてほしい」と、ツアーの到着に合わせて焼き立てを提供した。
辻堂東海岸在住の小河清香さん(35)は「普段から前を通り興味があるけれど入りづらいと思うお店も、ツアーで知るきっかけになった」、辻堂在住の岡崎麻衣さん(29)は「新しい発見が多かった。地元に住んでいながら知らないお店が多く、これから利用したい」などと話していた。
市の担当者は「駅前には大型ショッピングモールがあり、商店街は歩いて通り過ぎるケースが多い。観光ツアーという形で紹介することで、個店の認知度を上げ興味を持ってほしい」と話した。
今後は、国道467号線沿いの「ふじさわ宿商店会」や本鵠沼駅前の「本鵠沼商店街」での開催を企画しているという。
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