日大藤沢高校の不破翔大さん(3年)が、5日に行われた国民体育大会の重量挙げ少年男子96kg級で初優勝を飾った。不破さんは今年の全国高校選抜、全国高校総体(インターハイ)と合わせ、高校3冠を獲得する快挙となった。
中学時代に砲丸投げで活躍し、同校ウエイトリフティング部の布川誠顧問の目に留まった。「バネがあり、しなやかな筋肉」と将来性を買われ、高校で競技を始めた。
しかし、体が細くケガも多かったため、1・2年生の頃は目立った活躍はできなかった。「周りが強くなる中、結果が出せないのは辛かった。やりたくなかった」と興味をなくしたことも。
当時60kg後半だった体重は現在90kgを超える。コツコツと積み上げたトレーニングの賜物だ。その結果、今年3月の高校選抜で全国大会初優勝を飾り、8月のインターハイでは高校新記録まで14キロに迫る好記録で頂点に立った。国体では試合1週間前に腰を痛めるアクシデントにも耐え、メンタル面の成長も見せた。
「今はほっとしている。高校新記録が目標なので、残りの大会で達成したい」。さらなる目標に意気込みを見せた。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|