新型コロナウイルス感染拡大の影響で、活動を休止していた市内高校の野球部が8月1日から開かれる県高野連独自の代替大会=中面に関連記事=に向けて、一部練習を再開した。3年生にとっては最後の夏。集大成の舞台へ、球児らは意欲をにじませている。
「甲子園の中止が決まった時はショックだったが、大会を用意してくれた皆さんには感謝している。一試合一試合を大切にしていきたい」。藤沢翔陵高校の松尾悠平主将(3年)は言葉をかみ締める。同校は昨夏の県大会で湘南高校に敗れ4回戦敗退となったが、機動力を前面に出した攻撃的野球で頂点を狙う。川俣浩明監督は「この時期だからと言い訳せずに、これまで積み上げてきたもの発揮して、勝ちにいく」と意気込んだ。
昨夏の神奈川大会準優勝の日大藤沢高校の山本秀明監督は「3年生の最後を締めくくることができる機会をもらえたことは素直にうれしい」と話し、プロ注目の姫木陸斗主将(同)は「コロナの期間も監督からメッセージをもらい、皆気持ちを切らさないようがんばってきた。優勝を目指したい」と話した。
県内屈指の進学校で、昨夏は16強まで進んだ湘南高校。圡橋海斗主将(同)は「湘南で野球がやりたくてこれまでがんばってきた。2年間の全てを出し切りたい」と意気込む。川村靖監督は「例年と状況が変わり、大番狂わせもあるかもしれない。目指すは頂点。選手には気持ちを引き締めて臨んでほしい」とエールを送った。
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