スケートボードの廃材を使って、テーブルや椅子などの家具、額縁、アクセサリーなどの作品を作っている人がいる。山崎元弥さん(36)=鎌倉市在住。1年半ほど前から趣味として始め、これまで80点以上の作品を制作。勤務先のカフェ「8ラウンジ」(鵠沼花沢町)や知人との個展で展示するなど活動の幅を広げている。
山崎さんは、中学3年生の時にスケートボードを始め、現在も続けている。約1年前、「ピークは過ぎたけど、この先もずっとスケボーに関わっていきたい」。恩返しの気持ちも込めて、使い古して捨てられてしまうボードデッキを再利用ではなく、新しい価値を作り出し、生まれ変わらせる「アップサイクル」することを思い立った。
ボードは、藤沢や都内などの販売店から譲り受けることが多い。ざらざらの「デッキテープ」を溶剤を使ってはがす作業から始まり、切って、貼って、繋げてから形に―。
ダイニングテーブルの製作には約80枚のボードを使用し、仕事の合間をぬって約1カ月かけて作業するなど、「試行錯誤して制作している」という。
作業の醍醐味は、切断した断面を見ること。「表では見えていなかった新しい色が出てきたりして、わくわくする」。
ボードのデザインや削れ方、貼っているステッカーなど一枚一枚に持ち主の個性が現れる。山崎さんは「持ち主の使用感も味になる。それを最大限に生かした作品を作っていきたい」と笑顔で話した。
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