工事現場で作業や品質などを管理する現場監督の深刻な人手不足を解消する一助にと、城南の工務店、(株)ecomo(エコモ)(中堀健一代表)を母体とするlog build(ログビルド)社がこのほど、ロボット現場監督「Log kun(ログくん)」を開発した。
独自開発したアプリを介し、3輪の自立走行式ロボットを遠隔操作。搭載された360度カメラやLEDライト、タブレット型モニターなどにより、状況確認や大工との打ち合わせなど、インターネット環境があれば場所を問わず、現場監督の半数以上の作業がリモートで実施可能だ。
中堀代表は自身の経験から「監督業務で特に負荷が大きいのが移動時間。1回で3、4時間かかることもある」と説明する。開発には約2年をかけた。折しも新型コロナの影響でニーズが高まり、10月の提供開始を前に全国から数十社の予約が入っているという。
今後はAIを活用し「経験や勘」が重要視されてきた現場監督の職務の効率化や精度向上も図る。中堀代表は「建設業界にはまだ解決すべき課題が多い。社会を変える技術を湘南から発信したい」と語った。
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