新型コロナウイルスの影響で中止となった夏の甲子園と神奈川大会を受け、県高野連が独自に開催した「県高校野球大会」。13日に行われた4回戦は、日大藤沢と翔陵の藤沢勢対決となり、延長戦にもつれ込む熱戦となった。
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日大藤沢は、初回、プロ注目の牧原功汰捕手が先頭打者で出塁すると、それを足掛かりに2点を先制。対する翔陵も3回に2番藤代琉生外野手が2点適時打を放ち同点に追いつく。
5回、日大藤沢は持ち前の打線が繋がり4点を加え突き放すが、翔陵も粘りを見せる。今大会初マウンドの松尾悠平投手が中盤から得点を許さない粘りのピッチングを見せると、打線も5、6、7回に1点ずつ加え猛追。7対5で迎えた9回裏、適時打と犠飛で2点を加え同点に追いつく粘りを見せた。
試合は延長10回、無死一、二塁からのタイブレーク。日大藤沢が3番姫木陸斗外野手の満塁本塁打などで一挙8点を挙げ15対7で勝利した。
日大藤沢の山本秀明監督は「行ったり来たりの流れの試合だった」と振り返り、「タイブレークでは2点差では勝てないと考えて、思い切って3点を取りに行った」と勝因を語った。
9回まで11奪三振の力投を見せた松尾投手は「相手の左打線は強力だった。打たれたのは悔しいけれど、やり切った」と話していた。
同大会は、23日に横浜スタジアムで決勝戦が行われ、東海大相模が9対5で相洋を下して優勝した。東海大相模は、昨春から4期連続の県大会制覇となった。
市内からは、全12校が出場し、日大藤沢のベスト16が最上位だった。
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