藤沢市アートスペース(FAS)はこのほど、市内に点在する「パブリックアート」をまとめた冊子「あるいて。みつけて。ふじさわパブリックアート散歩」を刊行した。屋外彫刻など約60作品を一挙紹介。「身近な芸術作品に親しむきっかけに。ぜひ手に取って」と話している。
公共施設に設置されたレリーフから公園のブロンズ像まで、冊子には日頃見落としがちな芸術作品が並ぶ。巻頭を飾るのは江ノ島北緑地広場にある「弁財天と世界女性群像」。1964年の東京五輪で江の島がヨット競技の開催地となったことを記念し、彫刻家の加藤顕清(1894-1966)が手掛けたものだ。
市は18年から市内に点在するパブリックアートの調査を開始。屋外彫刻の保全・修復プロジェクトなども実施し、調査や活動記録をまとめた。
作品は南部、駅周辺など4つの地域ごとに紹介。解説や作者の略歴、アーティストのインタビューも掲載した。また足を運びやすいよう、地図の詳細はQRコードを添えた。担当者は「遠方への外出がはばかられる今こそ、街を歩きながら藤沢のパブリックアートの魅力に触れてもらえたら」と呼び掛けている。
A5判、56頁。FASや市民会館で無料配布している。問い合わせはFAS【電話】0466・30・1816へ。
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