大鋸小学校6年生の濱田琉誠(りゅうせい)君が、先月27日に開かれた「関東小中学生選抜クライミング選手権大会 神奈川県代表選考会」で男子優勝を果たした。次の舞台は11月29日の関東大会。今年度の県山岳連盟のジュニア強化指定選手にも選ばれ、さらなる飛躍が期待される。
高さ12メートル以上の壁で、最長60手程度の指定されたコースをどこまで登ることができるかを競う「リード種目」で行われた今大会。濱田君は予選、決勝ともに頂上まで登りきる「完登」を達成し栄冠を手にした。
決勝は濱田君以外は中学生だったが、緊張せず戦い、「昨年は下位で悔しかった。登りきることを目標にやってきたのでうれしい」と笑顔を見せる。次の舞台は各県から強豪が集まる関東大会。持前の手のひらの保持力を武器に県大会に続いて「次も完登したい」と意気込む。
濱田君は今大会の結果などを受けて、同連盟強化指定選手9人の一人にも選出。今後国体出場を目標に、専門的なトレーニングなど育成を受けていくという。
4歳の時、出演者が体力を競うテレビ番組「SASUKE」を見て、出場者がクライミングをトレーニングに取り入れている姿に憧れた。その後小1で秋葉台体育館での体験会に参加したことをきっかけに、3年前から本格的に競技の道へ。現在は南藤沢のボルダリングジム「1st WALLY」に通う。「ただ登るだけでなく、課題をどう攻略するか考えることが大事。思った通りに登れた時の達成感が面白い」と話す。
同ジムで指導する島根純さん(42)は「同年代の平均身長と比べると140cmと小柄だが、それを補う技術と精神力がある」と評する。
先に描く夢は「五輪に出て金メダルを取ること」。次なる壁に挑んでいく。
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