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藤沢 社会

公開日:2021.01.29

規格外の野菜、児童クラブへ
宮原在住・椎野さんが15年

  • 野菜を持った子どもたちに囲まれる椎野さん(中央)

 宮原にある学童クラブ「なかさと児童クラブ」。同クラブ運営委員長を務める椎野幸一さん(80)が長年、自身の畑で育てている、販売するには形が適さない規格外の野菜を同クラブに無償で寄付している。



 「しいのさーん、待ってたよ。いつもありがとう」



 青空が広がる19日の午後3時、なかさと児童クラブに椎野さんが訪れると、子どもたちが次々と集まってきた。



 椎野さんの手には、少しひび割れた大根や、人の足のように二股に分かれたニンジンなど、野菜がどっさり。「形は良くないけど、味は一緒。採れたての野菜だから美味しいと思うよ」とにっこり笑う。



 「毎回大好評で、なくなるのもあっという間。とても助かっています」と同クラブ長の中村美砂さん。寄付された野菜は、豚汁やみそ汁、大根サラダ、サトイモの煮っころがし、コロッケなどに変身。同クラブのおやつとして子どもたちに振る舞われている。



子どもたちの元気な姿を



 「地域で子どもを育てよう」をモットーに掲げ、運営委員長を務めるなど活動を続けて15年。椎野さんは「この地区だからこそ継続してできること。この環境を存分に活かして、元気な子どもたちの姿が見たい」と話す。子どもたちは「椎野さんの野菜は、すごく美味しくて大好き。一緒に遊んでくれる椎野さんも大好き」ととびきりの笑顔をみせた。

 

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