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藤沢 経済

公開日:2021.02.05

江の島の新たな名物に
「竜宮漬け」韓国料理店主が考案

  • 竜宮漬けを紹介する「GOKAN」店主の中山さん

 熱々のご飯や酒のお供に――。片瀬海岸のすばな通りにある韓国料理店「GOKAN(ゴカン)」の店主、中山征憲さん(47)が、地元の海産物をふんだんに使った「竜宮漬け」を考案した。1日から販売を開始し、今後市のふるさと納税の返礼品にも加わる予定。中山さんは「新たな江の島の名物になれば」と期待している。

 商品にはシラスやアカモク、サザエなど相模湾で獲れる魚介や海藻を使用。青唐辛子やみそなどで味付けした韓国料理の和え物「ムチム」風の味付けで、見た目を豪華にイクラも添えた。

 数年前から構想を温めていたという中山さん。「土地ならではの土産物が乏しい印象だった。藤沢といえば江の島、江の島といえば海。北海道の『松前漬け』や岩手の『海宝漬け』のように全国に知れ渡る商品が作りたい」と、近所で直売所を構える浜野水産などの協力を得て商品を開発。商品名には片瀬江ノ島駅の駅舎が竜宮城を模していることや江の島に龍神伝説が残ることにちなみ、「竜宮」を冠した。

 商品開発には、観光需要が落ち込む江の島周辺を活性化したいとの思いもある。中山さんの店も緊急事態宣言以降、営業時間を短縮しており、客足は鈍ったまま。一方、テイクアウト需要は実感しており、自宅で食材を取り寄せたり店の味を楽しむ文化が浸透しつつあるとも感じている。「地元の漁業関係者や水産加工業者、土産物店などにも貢献できる。コロナ以後も親しんでもらえる名物にしたい」と話した。

 350g入りが3500円、500g入りが4500円(いずれも税別)。同店や浜野水産などで販売している。問い合わせは同店【電話】0466・27・8801へ。

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