クローバーホスピタル（鵠沼石上）の駐車場で昼食を買い求める保健所職員ら
保健所職員らにエールも
いつもがんばってくれて、ありがとう――。
クローバーホスピタル＝鵠沼石上＝に隣接する駐車場に先月18と25の両日、キッチンカーが登場した。コロナ対応で前線に立つ医療従事者や保健所職員に温かい食事を提供しようと、同院と市、市キッチンカー事業者連絡協議会が連携して企画。市保健所職員に宛てた「小さなサプライズ」も用意され、関係者の心と胃袋を温めた。
キッチンカー事業は市の実証実験の一環。市役所前広場で出店していることを知った同院の若木美佐医師が、同院や近くにある市保健所の関係者に向けて発案した。
日頃からコロナ関連の対応で保健所と連絡を取り合うという若木医師。収束が見通せない中、電話口の向こうからも、業務負担で疲弊する保健所の様子が感じ取れた。
そこで「少しでも応援になれば」と市内の子ども会や児童養護施設の子どもたちからメッセージを募集。両日２台出店したキッチンカーには子どもたちの写真や言葉を載せたボードを設置した。
「コロナに負けるな」「体に気を付けてがんばって」。ボードには子どもたちからのエールが並び、足を運んだ職員からは「直接応援の言葉を聞く機会がないのでうるっときた」「励みになる。またがんばろうという気持ちになる」などの声が聞かれた。
同院では今回のニーズなどを踏まえ、今後も事業を継続するか検討するという。
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