江の島や藤沢メダカなど地域の魅力を盛り込んだ「風景印」が一部愛好家から人気を集めている。手紙やはがきを出す際の消印を一部の郵便局では、特別デザインの「風景印」が選択可能。市内31郵便局中、18の郵便局に配置されている。
風景印の正式名称は「風景入通信日付印」。1931年の逓信省時代に開始され、近年は観光の記念に求める人も増えたという。市内の風景印に詳しい藤沢橘通郵便局の本間新局長によると、市内では観光地ということもあり、江の島島内の江ノ島郵便局の風景印が一番人気だ。
その魅力は、小さな印面に詰め込まれた「ご当地愛」。直径36mmほどの印面に、各郵便局周辺の地域の名所や特徴などが描かれている。円形を基本としているが、鵠沼桜が岡の「桜」などそれ自体が地域の特色を示す変形印も人気という。
橘通郵便局の風景印は、三角屋根の局舎をイメージした変形印で、近くを走る江ノ電と、地域発祥の「藤沢メダカ」などがデザインされている。「観光でなく、コレクションなら地域の人ほど楽しいかも。地域の魅力を大切な人へ届けてみて」と本間局長。
郵便局の窓口で依頼することで、63円以上の切手に対し1回押してもらえる。郵送に限らず、コレクションとして持ち帰る「記念押印」も可能。通常の黒と異なる、専用の「鳶色」インクを使用する。
市内の配置局は以下。藤沢/藤沢北/藤沢本町/藤沢善行/藤沢大庭/片瀬/江ノ島/鵠沼海岸/辻堂/藤沢片瀬山/藤沢橘通/鵠沼桜が岡/藤沢東海岸/鵠沼駅前/藤沢西海岸/藤沢南口/藤沢今田/藤沢慶応前。
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