戻る

藤沢 社会

公開日:2021.11.05

無印良品
「余った食材、気軽に寄付を」
市内2店でフードドライブ

  • 取り組みを紹介するテラスモール湘南店の栗田さん(左)と新井さん



 生活雑貨の「無印良品」は先月29日から藤沢市内2店舗で、家庭などで余った食材を困窮者に届ける「フードドライブ」を始めた。「継続した取り組みにするため、市民皆様のご協力をいただければ」と呼び掛けている。





 開始したのはテラスモール湘南店(辻堂神台)と湘南藤沢オーパ店(南藤沢)。レジで食材を預かり、福祉団体を通じて一人親世帯や一人暮らしの大学生に届ける。





 対象品目は常温保存ができ、未開封で賞味期限が1カ月以上ある米やカップ麺類、レトルト食品、缶詰、お菓子など。アルコール類や賞味期限がないもの(米など除く)は受け付けない。





 地域に根付いた店づくりを掲げる同店。地域課題の解消に向けて市と連携する中、食品ロス低減を推進するフードドライブの取り組みを知り、協力を申し出たという。





 テラスモール湘南店では日当たり2〜3千人が来店するといい、同店の栗田豊さん(37)は「余った食材は捨てない、賞味期限を確認するといった習慣が当たり前の文化になる一助になれば」、新井文明さん(53)は「同じ施設に入居するテナントにも広がれば」と期待を寄せた。





 食材を必要な人に届ける「フードドバンクふじさわ」の野副妙子代表は「名前の知られた企業が参加してくれることでより多くの人に活動を知ってもらえるきっかけになる。とてもありがたい」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

藤沢 ローカルニュースの新着記事

藤沢 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS