藤沢 社会
公開日：2021.12.10
風水害時、車両で避難
市と２商業施設が協定
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湘南モールフィル立体駐車場
藤沢市はこのほど、大規模な風水害時に市民が車両で応急避難できる協定を商業施設の「湘南モールフィル」（辻堂新町）と「ミスターマックス湘南藤沢ショッピングセンター」（同）と締結した。新型コロナウイルスの感染防止に向け分散避難を推進する取り組みの一環。民間商業施設との協定は市内初という。
避難は、避難指示が発令される大型の台風などを想定。市防災インフォメーションなどで応急避難所開設を告知し、湘南モールフィルが最大で約１６００台、ミスターマックスが約８００台を受け入れる。
車両による避難を巡っては、エコノミー症候群や移動中のリスクといった懸念からこれまで市は推奨してこなかった。だが３密回避や分散避難に効果が期待できるほか、プライバシー空間の確保が容易なため、市民からは要望が高まっていた。
市危機管理課では車両避難について「安全なタイミングで避難経路をよく確認し、避難中も避難者自身の健康への配慮が必要」としている。
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