春の大型連休中(4月29日〜5月8日)に江の島を訪れた一日あたりの観光客数が前年に比べて4割近く増えたことが、スマートフォンの位置情報を活用した市の調査で明らかになった。10日間で訪れた人は約38万人と推計。平均来訪者数はコロナ禍前の2019年比で32%減となり、58%減だった昨年と比べて回復傾向が鮮明になった。
調査はKDDIが開発したビッグデータ分析ツールを活用。スマートフォンのGPS位置情報から来訪者の属性や居住地、人流などを分析した。
調査によると、期間中の来訪者数は天候に左右されるものの、5月3・4日は19年に近い数値となった。年齢別の割合は、20代が24%で最も多く、40代23%、30代19%、50代15%、60代12%、70歳以上6%と続いた。20〜30代が増加している一方、40代以降の中高年齢層が減少している。特に20代は19年比7%減、70歳以上は58%減で、傾向に差がみられた。
人流については来訪者の出発地点がコロナ禍前の特徴と重なっており、49%が県内で、26%が東京都。以下、埼玉県が7%、千葉県が4%、その他が13%と続いた。前年と比べると県内の割合が1割程度減少しており、「極端なマイクロツーリズム化に比べ、年々遠方からの来訪率が高くなっている」と分析した。
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