藤沢 スポーツ
公開日:2022.09.02
全日本教職員バド大会
翔陵教諭内藤さんが2冠
愛媛県松山市で先月12日から16日まで開催されていた全日本教職員バドミントン選手権で、藤沢翔陵高校教諭の内藤浩司さん(31)がシングルス、ダブルスで優勝した。「勝てて良かった。普段から生徒に指導していることがどこまで通用するのか、その挑戦だった」と話す。
内藤さんは、今大会、シングルス、ダブルス、県対抗団体と計14試合を戦い無敗。3セットマッチの中、落としたのはわずか1セットという強さを見せつけた。「一番苦しかったのは連戦。毎試合、いかに効率的に勝つか考えてプレーをしていた」と振り返る。
相模原出身の内藤さんは兄姉の影響で小学校からバドミントンを始めた。トッププレイヤーを目指し、高校は競技に力を入れていた福島県の富岡高校(現ふたば未来学園高校)に進学。その後、日本体育大学でも続け、4年生で大学の頂点、全日本学生選手権を制覇。卒業後は実業団の選手として国内最高峰リーグで活躍。約2年前に「指導者になりたい」と引退した。
指導者を目指したのは「県内選手の底上げとアスリートとしての経験を教育の現場で生かしたかった」から。その第一歩として地元の縁で同高校の教諭となり、現在では部の顧問として生徒たちとインターハイを目指すとともに、県協会で小中学生を指導している。
今回の優勝で全日本選手権の出場権を手にした。文字通り国内トップの選手が集う場。現役を退いた今、厳しい戦いだが、「挑戦する姿を生徒たちに見せたい」と決意を語った。
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