大規模地震発生時の津波避難対策向上を目的とした避難訓練が5日、片瀬、鵠沼、辻堂の3地区で行われた。
「相模トラフ海溝型地震西側モデル」の津波災害警戒区域と周辺地域にある計56地点の津波避難受け入れビルや高台に避難経路を確認しながら3282人の市民が避難した。
訓練では、午前10時にM8クラスの地震が発生したと想定。3分後に大津波警報が発令され、第一波が10分以内に市に到着するとの見込みから、大津波警報などを知らせる旗の津波フラッグが海岸3カ所に掲出された。
4月に再整備が完了した鵠南小学校では、校内に設置された児童クラブの子どもらを含む74人が参加。子どもらは防災頭巾を被りながら1列に並び、安全な避難方法を確認していた。
訓練に参加した片瀬海岸在住の男性(79)は「高台への避難は高齢者や車いすの人は大変だと思う」と課題について触れた。市によると、スロープがある避難ビルは3施設にとどまる。市危機管理課では「施設拡充に時間がかかっている状況の為、市民同士の助け合いを」と話している。
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