藤沢市立高谷小学校6年の坂田光羽(みう)さんが3日、多摩スポーツセンター(川崎市)で行われた全農杯全日本卓球選手権大会の神奈川県予選で3位に入賞し、全国大会出場を決めた。初の個人戦での全国大会に「まずは一勝を」と意気込む。
ハイレベルな大会として知られる全農杯の県予選では、各市の大会で優勝経験を持つ優秀な選手が集う。坂田さんが出場したホープスの部(小学6年以下)では、21人がエントリー。4ブロックの総当たりで予選リーグが行われた。
同大会に小学1年生から出場しているとあって、緊張感なく自然体で試合に臨み、予選ブロック1位で決勝リーグへ。
全国への切符は上位3人。対戦相手には全国的に名の知られる選手もいたが、果敢に挑み決勝リーグでは1勝2敗で3位となった。
小学生最後となった今大会を振り返って坂田さんは「全国大会への出場はうれしいけれど、決勝リーグで上位の2人に勝ちたかった」と悔しさものぞかせる。
練習を重ね聖地神戸へ
全農杯の全国大会は7月28日から30日にかけて、「小学生卓球の聖地」とも呼ばれる神戸市のグリーンアリーナ神戸で行われる。
坂田さんは川崎市の卓球クラブ「丸子橋卓球スタジオ」に所属しており、クラブでの団体戦では全国大会を経験しているが、個人での出場は初。精鋭たちの集う大会を見据え、苦手なサーブ・レシーブの強化に取り組んでいる。
クラブでの練習だけでなく、視覚障害者の卓球大会で全国優勝の経歴を持つ父・学さんの指導も受けながら、週5回の練習で技を磨く。
保育園児の頃からラケットを握る光羽さんのプレーを見続けてきた学さんは「ラリーの継続力とコントロールがあるので、球をしっかりと相手に返すのが得意」と評し、「持ち前の粘り強さと勝負強さで、混戦になるほど力を発揮する選手。全国大会でもそれが生かせたら」と期待を込める。
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