藤沢 社会
公開日:2023.05.26
【5】地域交流サロンふれあい(藤沢)
歳月重ねて 広がる絆
交流は垣根を越えて
気軽に集える居場所として、藤沢市内37カ所で独自の活動を行う「地域の縁側」事業。藤沢地区の「地域交流サロンふれあい」は、前身となる「ふれあい喫茶」から20年以上続いている。歳月を重ねることで人と人の絆が広がり、多くの笑顔が集う。
藤が岡の複合施設「藤―teria(テリア)」の2階にある藤が岡市民の家で毎月第3土曜日に開かれる「地域交流サロンふれあい」では、開始時刻の午前10時になると待ちわびた多くの住民が集まる。
地域の縁側事業のなかでも高齢者を対象とした「特定型」のスタイルで、20日には健康体操や俳句の講座が行われていた。講師が座ってできる指や骨盤の体操を紹介し、「一日のうちで少しでもいいから、体を動かしましょう」と呼び掛けた。よく利用するという70代の女性は「毎月楽しみ。歌声喫茶が特に好き」とニコリ。会場での包丁研ぎも好評だ。
運営するコンフォール藤沢自治会の田代英雄副会長(81)によると多い時には50人近くが来場する。「毎回多くの方に参加していただき、継続してきた喜びを感じる」と会場を見渡す。
市の縁側事業が始まる前、同自治会が独自の地域交流事業として「ふれあい喫茶」を始めたのは2001年。当初は集合住宅であるコンフォール藤沢の住民が利用していたが、16年の縁側事業開始とともに藤が岡市民の家に会場に移し、広く地域から利用者が訪れるようになった。
21年には藤―teriaがオープンし、市民の家も施設内へ。会場が広くなり利用者もさらに増えた。ステップアップを重ねるごとに地域へ広がる縁側の姿に田代副会長は「これからも続けていきたい」と目を細める。 (連載終わり)
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