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藤沢 社会

公開日:2023.07.28

中国人作曲家聶耳をしのぶ
記念碑碑前祭

  • 記念碑に献花する保存会の渡辺会長(手前)

 中国の国歌「義勇軍行進曲」の作曲者で、1935年に鵠沼海岸で他界した聶耳(ニエアル)をしのぶ碑前祭が命日の先月17日、県立湘南海岸公園内の記念広場で開かれた。今年は日中平和友好条約締結から45周年にあたり、藤沢市の友好都市、中国・昆明市から代表団も参加。日中友好の架け橋となった故人に思いをはせた。

 聶耳記念碑保存会の主催。会場には呉江浩中国駐日大使や聶耳の故郷、昆明市から安恩法副市長らが出席。藤沢市からは鈴木恒夫市長や桜井直人市議会議長らが顔を揃えた。式典で同会の渡辺光男会長は「記念碑は日本を訪れる中国の方にとって意味深く、日中友好の架け橋となっている」などとあいさつ。今年は代表団一行の参加があることからひと際盛大に行われ、呉大使は「数十年行事が続いてきたことに感動している。交流を続けてきた姿こそ聶耳先生の御霊の慰めになる」と開催への感謝を述べた。

 記念碑は1954年に市民有志が建立。86年には胸像を制作し、周辺を広場として整備した。

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