子育てで多くの人が抱く「どんな言葉をかけたら良いのか」という悩み。藤沢市在住の三宅元(はじめ)さん(38)は、子どもたちの自己肯定感を高めるような声のかけ方を料理のレシピに見立て、一覧で紹介するウェブサイト「声かけレシピ集playLIst」を昨年からスタートさせた。これまで千件以上の"レシピ"を発信している。
同サイトでは、「子どもが寝ようとしない」「同じ失敗を繰り返す」など、0歳から小学生までの子どもを持つ保護者の悩みに対して、幼稚園教諭や臨床・公認心理士、個別指導教室講師などが効果的な声のかけ方を回答。声かけレシピは、生活のなかでよく起こるケースや年齢、場所などさまざまなカテゴリーに分かれ、保護者のその時の悩みにあわせた検索機能も備えている。
困ったときの対処法だけでなく、身近な材料でできる遊びや、人気の絵本なども紹介。現在も定期的にレシピを増やしているという。
言葉が変える子どもの成長
三宅さんも2歳と6歳、2児の父。野球少年だった幼少期は厳しい指導が多く、コーチからの叱責も激しかった。成人して会社員になっても業績に追われる日々。そんな中、「子どもの時に言われて嫌な思いをした言葉を、自分の子どもにも使っている」という事に気づき、愕然とした。
学校行事で子どもとのより良い関わり方を学ぶペアレントトレーニングに参加し、肯定的な声かけで子どもの潜在能力を開花させる大切さを知り「自分にできることをやろう」と一念発起。コミュニケーションの型をレシピに見立てる手法を考案した。「できるだけたくさんのレシピがあることが大切」と、子育ての専門家の協力を得てレシピを集め、サイトを開設させた。三宅さんは「声のかけ方一つで子どもの成長が大きく変わる。子どもを傷つける言葉を少しでも減らしていけたら」と話す。同サイトはhttps://ch-playlist.com/または「声かけレシピ」で検索。
![]() 回答の一例(声かけレシピサイトから抜粋)
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