藤沢 文化
公開日:2025.07.11
イシガケチョウ
南方系の蝶、藤沢でも
自然観察指導員の上村さん観察
国内では紀伊半島以南の四国や九州、沖縄などに生息する「イシガケチョウ」が、藤沢市内で観察された。片瀬山在住の上村文次さん(75)が3日、川名清水谷戸の草地にいたところを見つけた。温暖化で北上しているチョウの一種だ。
白地の羽に薄墨色の線が乱れたように引かれ、その名の通り石崖のよう。前羽は尖り、後羽には尾状突起があり、ところどころにオレンジ色の部分も見られる。ヒラヒラと紙切れが舞うように飛び、驚くと蝶には珍しく葉の裏にピタリとくっついて静止する。
学生時代から半世紀以上あらゆる蝶を観察し続け、現在「蝶友会」を主宰する自然観察指導員の上村さんによると、静岡の一部でも近年発見された報告があるという。上村さん自身も29年前に熊本で出くわした以来の再会で、「まさか藤沢で見られるなんて」といい、子どものような笑みを浮かべる。ただ「うれしい反面、温暖化の影響なので少し複雑」とも。「今後は気候に慣れ、定着するのでは」と推測する。
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