藤沢 社会
公開日:2025.09.26
被害額3億8千万円に
手口はオレオレ詐欺最多
藤沢市内の特殊詐欺の被害が今年1月から8月末までに63件発生し、約3億8557万円にのぼることが藤沢警察署と藤沢北警察署への調べで分かった(暫定値)。昨年1年間の特殊詐欺の被害額約2億8500万円をすでに大きく上回っている状況だ。神奈川県警が公表している市町村別(政令市は区別)の被害状況(7月末暫定値)によると、藤沢市は発生件数が最も多く、被害額の多さは磯子区の約4億4600万円に次いで2位となっている。
被害の内訳を見るとオレオレ詐欺が42件で全体の6割以上を占めた。次いで預貯金詐欺が10件、キャッシュカード詐欺盗が7件という結果だ。
両署によると、警察官や検察官をかたる手口が多発しているという。犯人は電話で「○○警察署の刑事課です」「あなたに犯罪の容疑がかかっている」などと被害者を混乱させ、SNSなどの通信手段に誘導しビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものを見せて、被害者の不安をあおってくる。その後「資産状況を確認する」「口座を調査する」などと言って、指定した口座にお金を振り込むよう要求する。
こうした被害の多くは自宅の固定電話に電話がかかってくることが多いため、未然に防ぐには、知らない番号からの電話(非通知や海外からの電話を含め)に出ないことが重要となる。また、留守番電話の設定や迷惑電話防止機器の設置が有効となるため、両署は利用を呼びかけている。国際電話からの着信を遮断する設定の申し込みも行えるので、希望の場合は専用ダイヤルや警察署まで相談を。
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