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藤沢 社会

公開日:2026.10.09

藤沢市 特定外来生物の捕獲をスマート化 遠隔センサーで負担軽減

  • 特定外来生物のクリハラリス(市共創推進課提供)

    特定外来生物のクリハラリス(市共創推進課提供)

 藤沢市は先月、市内で生息数が増加している特定外来生物のクリハラリス(タイワンリス)やアライグマの捕獲業務を効率化するため、デジタル技術を活用した実証事業を開始した。

 今年7月に開始された民間企業との連携窓口「ふじさわ共創らいん」のテーマ型募集を通じ、アイゼック(株)(東京都府中市/中村龍一代表取締役)の提案を採用。ICT(情報通信技術)を駆使した遠隔検知システムを導入し、現場の見回り負担の軽減や捕獲効率の向上を目指す。共創らいんの実証事業開始は初。

 市内では近年、クリハラリスやアライグマによる農作物の被害や家屋への浸入など市民生活への影響が深刻化している。市民からの相談件数は年間1千件を超え、防除費用が増大していることに加え、仕掛けた捕獲檻の定期的な見回りや、センサー反応が捕獲によるものかどうかの確認に、人員と時間を割かれることが課題となっていた。

 実証事業では、市内の緑地などに設置した捕獲用の「はこわな」に重量センサーと扉の開閉センサーを取り付ける。2つのセンサーで重量変化と扉の閉鎖状況を組み合わせて解析し、捕獲の可能性やエサ切れ、異常を自動で判定する。情報は携帯電話回線を通じてクラウドに送られ、市職員やはこわなの貸与先市民の端末へメールなどで即時に通知される仕組みだ。これにより、定期的な現地確認の回数を減らしながら正確な状況把握が可能となる。

 同事業は先進技術の活用を支援する「藤沢市スマートシティ推進実証事業」の補助金を活用して行われ、事業期間は来年3月31日までを予定。事業を担当する市共創推進課は「年末頃に設置実験をしていく方針。現場職員や市民による運用のしやすさを検証し、来年以降実装できるか検討していく」としている。

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