意見広告 市役所移転、安全面から再考を フリージャーナリスト岩田かおる
鎌倉では、市役所の本庁舎の移転が大きな話題となっています。
私は「市役所移転を問う住民投票の会」の共同代表として、有権者から８２７０名もの署名を集めました。残念ながら市議会が条例案を否決したため、住民投票の実現には至りませんでしたが、移転先の深沢整備事業用地が柏尾川の浸水地域であることがわかりました。
私は、住民の命を守るため深沢には市役所を移転せず、県が防災公園として整備することが最もふさわしいと考えます。
政務活動費の健全化を
もう一つの問題は、政務活動費の不正に関してです。神奈川県議会議員は月額53万円で全国３位の高額です。会派ごとに毎月支払われ、１年の合計で残金があれば、翌年５月に返金する仕組みです。
私はある議員の領収書の写しを情報公開制度で入手し、県政レポートを印刷したとする領収書が架空のものだと突き止めました。のちに裁判で争い最高裁も「実体のない支出」と認定しましたが、県条例で会派の収支が赤字であれば、不正な支出でも返さなくてもよいとされているため、いまだに返金されていません。
私は県条例を改正し、不正なものはきちんと返金するよう仕組みを変えるべきだと思います。
こうした県や市が抱える問題を皆さんと一緒に考えたいと思います。
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