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公開日:2023.05.26
経年劣化、風水害で倒壊も
“大谷石”の石塀・石垣を再生
創業90年の「石半(いしはん)」、安価なリフォーム 提案
昭和の時代に石塀・石垣として数多く使われてきた「大谷石(おおやいし)」。施工後20年〜30年が寿命のため劣化が進み、倒壊の恐れすらあるという。本紙では、石工事を専門に扱う創業90年の老舗石材店・(株)石半(いしはん)が提案する「大谷石の再生リフォーム」を取材した。
玉縄や今泉台に散見
大谷石とは、栃木県大谷町で採れた石のこと。耐火性に優れ自然な風合いが日本人になじむと、戦後から広く建材として使用されてきた歴史がある。鎌倉市内では玉縄地区や今泉台など高度成長期の中で急速に進んだ宅地開発の際に、大谷石を使用した石垣が多く作られたという。
しかし年数が経つにつれ風化が進み、ぽろぽろと崩れ始めている大谷石も多い。さらには近年甚大化する台風などの風水害の影響もあり、倒壊の危険性も。
一方で塀や石垣全体を取り換えるには多額の費用が必要で、古い大谷石自体を処分するだけでも大きな出費を伴うのが実情だ。”大谷石取り扱いのプロ”の石半には「塀・石垣がいつか崩れたり倒れたりしないだろうか」「昔の施工で地震が心配」「風化を止めたい」と相談が数多く寄せられている。
同社では石材店ならではの技を生かし、大谷石を取り換えることなく石を補強しながら風化を抑え、安価に再生させる特別なリフォーム事業を行っている。
悪質業者にご用心
また、近年大谷石の古い石塀・石垣がある家に対して、悪質な訪問・ポスティング営業をする業者がいると、縄嶋周治代表は警鐘を鳴らす。「崩れてけが人などを出してからでは遅い」と営業マンに言われるがままに依頼をしてしまい、高額な請求をされてしまったケースもある。「信頼のおける業者に依頼することが肝要です」と縄嶋代表。
昭和7年に創業した石半は、横浜の帆船日本丸の「行幸啓記念碑」などの行政案件を数多く手掛けることで知られる。石工事ひとすじ90年の歴史があり、確かな実績による信頼の石材店として認知されている。
「石」の困り事なら
石半は、再生リフォーム以外にも石塀・石垣の石の積み直し作業や、石塀の支えとなる「控え壁」と呼ばれる補強など、顧客のニーズに合わせて様々な施工を行っている。「まずはお気軽にご相談を」と縄嶋代表。
株式会社 石半
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神奈川県横浜市戸塚区品濃町3
TEL:0120-380-601
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