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大船中央病院 市民公開講座 食事で高齢者の低栄養予防を! 5月17日(土)午後2時から 要予約
大船中央病院で5月17日(土)、「市民公開講座」が開催される。同院アネックス館6階講義室で、午後2時から約1時間(1時30分開場)。今回は「高齢者の低栄養予防─食生活を見直してみよう─」と題し、同院管理栄養士の柏倉弘恵主任が講演する。
食習慣はリスクを左右する
近年は高齢者に限らず過食や運動不足などの生活習慣が引き金に発症する糖尿病などが注目されやすいが、核家族化による高齢者の一人暮らしが増加し、活動低下による筋肉量減少や長年の食習慣により「低栄養」も問題になっている。厚生労働省の「令和5年国民健康・栄養調査」では、65歳〜69歳の女性は約5人に1人(23・5%)が低栄養の状態で、85歳以上まで横ばいであり、男性も85歳以上では女性とほぼ同じ水準という結果が出ている。
今回紹介する「低栄養」とは、1つ以上の栄養素が不足している状態で、低栄養の状態では免疫機能が低下し、肺炎などの感染症にかかるリスクが高くなり、疾患の予後の悪化や、入院期間の延長にも繋がりやすくなるという。
柏倉さんは「まずは自分の食生活を知ることが大切。起床時間が遅いことや、長年の習慣で1日2食になっている人は特に注意が必要」と警鐘を鳴らす。
朝食や昼食が主食のみの食習慣では栄養のバランスが崩れやすい。高齢者では、活動量の低下や飲み込む機能の低下により、1食の食事量が減ると栄養が不足し、低栄養の状態に陥りやすくなる。「加齢に伴う筋肉量の減少や飲み込む機能の低下などは、低栄養のリスクとなります」(柏倉さん)
見直そう食習慣
市民公開講座では、同院で医師らとともに入院患者の健康を栄養の面からサポートする柏倉さんが、低栄養の兆候やリスクのある生活習慣などをわかりやすく解説する。
食事での栄養バランスのとり方や目安量、一度にたくさん食べられない人、飲み込む機能の低下がみられる人に向けて、食生活の改善方法を紹介。「低栄養を予防し、少しでも病気にかかるリスクを減らすために、無理なく改善できるポイントをぜひ知ってもらえたら」と参加を呼びかける。講座の予約は、左記で受付中。
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