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鎌倉 ピックアップ(PR)

公開日:2025.08.29

湘南鎌倉総合病院
安全性を最優先した無痛分娩
周産期医療センター長の高橋医師に聞く

 分娩時の痛みに対する不安から、出産に恐怖心を抱く妊婦も少なくない。こうした声に応えるため、湘南鎌倉総合病院周産期医療センターでは、昨秋から無痛分娩を開始した。同じころに同センター長に就任し、これまでの医師生活で3500件以上の無痛分娩を手掛けてきた産婦人科部長の高橋慎治医師に話を聞いた。

 無痛分娩は、麻酔を用いることで陣痛の痛みを軽減し、妊婦の身体的・精神的負担を軽減する出産方法。スペインではほぼ100%が無痛分娩で、昨年の東京都では40%以上となっている。

麻酔科医が対応

 同センターの強みを、「麻酔科の医師が麻酔を担当すること」と高橋医師は話す。硬膜外麻酔という手法を用い、背中の硬膜外腔に細いカテーテルを挿入し麻酔薬を少量ずつ注入することから、意識を保ったまま陣痛を感じにくくすることができる。「痛みの恐怖から解放され、落ち着いて出産に臨むことができ、体力の温存ができることから、産後の回復が早い」傾向があるという。

 一方で、無痛分娩にはデメリットやリスクも存在する。麻酔による血圧低下や、分娩時間の延長、微弱陣痛、吸引分娩や鉗子分娩になる可能性などが挙げられる。

 湘南鎌倉総合病院周産期医療センターでは、こうしたリスクを最小限に抑えるため、麻酔科医と産科医が緊密に連携し、管理・対応にあたっている。分娩の進行状況や妊婦の状態を常にモニタリングし、安全性を確保しているという。

出産をより良い体験に

 妊娠中から医師や助産師が妊婦としっかりと向き合い、分娩に向けたサポートや精神的なケアを行う湘南鎌倉総合病院。高橋医師は、「無痛分娩を考えることは、決して『楽をしたい』というわけではありません。痛みに耐えるのではなく、出産をより良い体験にするための選択肢の一つです。当院では、医師や助産師が一人一人の希望や体の状態を丁寧に聞き取り、最適な分娩方法を一緒に考えます。安心してご相談を」と話す。

 「お腹を痛めて産んだ子だから〜」などの文言に耳馴染みがあったが、痛みがなくとも命をかけて産んだ子への愛情が劣らないことが世界的にも立証されている。

 また、自然分娩と無痛分娩の違いで、新生児の健康や発達になんら違いはない。

湘南鎌倉総合病院

鎌倉市岡本1370-1

TEL:0467-46-1717

https://www.skgh.jp/department/gynecology/

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