東日本 大震災 茅ヶ崎市は震度5弱 余震備え市が注意を呼びかけ
3月11日に発生した国内観測史上最大規模の東日本大震災。それに伴い、茅ヶ崎市内も震度5弱を記録した。市内では負傷者が2人いたが、重傷者や死者は出ていない。だが、今後も予断は許さず、余震や津波など注意が必要となる。【3月14日起稿】
市内の被害状況は負傷者が2人出たほか、漏水や建物等の破損、エレベーターの停止などが数件あった。だが、いずれも大事には至っていないという。発生後には、体育館や小中学校など公共施設を避難場所として設置。帰宅困難者も含め避難人数は最大で2040人にまで上った。
地震発生時に千葉県の成田にいた市内在住の市川悠紀子さんは「床や道路が波を打っていた。あんなのは初めて」と困惑。自宅に戻れたのは翌日の午後7時過ぎだという。
スーパーなど大混雑
14日には東京電力が1都7県で計画停電を実施。市内のスーパーやコンビニでは、食料品やトイレットペーパーなどを買い求めて混雑が見られた。イオン茅ヶ崎中央店やイトーヨーカドー茅ヶ崎店などでも開店前に長蛇の列。また、同日は東海道線が終日全線運休し、茅ヶ崎駅改札前では、説明を求める市民が多数続出した。
「自分のことは自分で」
茅ヶ崎市は「災害時相互応援に関する協定書」を交わしている茨城県ひたちなか市へ救援物資を搬送。また、市内各所に募金箱を設置し、14日・15日には被災地への街頭募金活動も行った。募金をした熊谷育代さんは「娘が高萩市(茨城県)に住んでいる。無事だったんですが、自分のことのように心配。とにかく色んな方面で使ってもらいたい」と話していた。
今後の対応として市は「自分のことはまず自分で考えてほしい。家の近くに避難場所やどんな建物が回りにあるかなど地域を知ることが大切。地域の輪が生まれることが一番の防災」と訴えていた。
長蛇の列ができたイトーヨーカドー(3月14日撮影)
市民に説明する駅員(3月14日撮影)
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