「茅ヶ崎図書館子どもの本の会」代表 前田 峰澄(ほずみ)さん 東海岸南在住 53歳
子どもと本をつなげたい
○…4月23日は「子ども読書の日」。それに合わせて4月16日に茅ヶ崎市立図書館で行われた「おうちで楽しい読み聞かせ〜絵本と子育ての喜びを語ろう〜」の講師を務めた。「茅ヶ崎図書館子どもの本の会」の2代目代表。同会は平成13年に市内で行われた「読み聞かせ講習会」の講師たちが集まり、子どもたちに読書の喜びを届けようと思い結成された。これまで図書館、小学校などでの読み聞かせや、小中学生向けに本を紹介する季刊誌「よんでネット」の発行、月に1回おはなし会の開催などを行っている。「この会を通じて様々な人に出会い、つながりを持つことが出来たことが大きな収穫だ」と語る。
○…山形県出身。幼い頃は母に本の読み聞かせをしてもらった。当時絵本はまだ少なく、世界童話「宝玉選」に収録されたグリム童話の「狼と7匹の子やぎ」は今でも印象深く覚えている。現在は自身も2人の子を持つ母親。息子たちが幼い頃お気に入りの本を何度も「繰り返し読んで」とせがまれた。また読み聞かせる時に子どもの表情を見て成長や体調の変化を感じ取り、親子の絆を深めてきた。
○…これから読み聞かせを始めたい人たちには「技術がなくても、上手でなくてもいいんです」とアドバイスを送る。また、「本選びで迷ったら、童話や日本の昔話など、長く読み継がれてきた本をおすすめします。それらの本には読み継がれてきた魅力、本が持つ力があるんです。お母さんの声で語りかけてあげること、それだけで子どもには愛情が伝わります」と持論を展開する。
○…5月14日(土)午後3時からは茅ヶ崎市立図書館で小学生向きの「第90回おはなし会」(予約不要)を行う。今後は「子どもたちに本と出会う喜びを知ってもらいたいです。そのきっかけづくりとなる活動を続けていきます。子どもと本がつながって欲しいですね」と穏やかな笑顔で抱負を語った。
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