街に埋もれつつある文化財の重要性を改めて知ってもらいたい――。
10月14日(日)に開催される古道・大山街道を歩くガイドツアー。同企画を運営するのが「大山街道に点在する文化財を保全活用し未来に向けて継承する協議会」の吉田由美さん(26・香川在住)だ。
この取り組みは茅ヶ崎市北部のPRを目的に文化庁の支援を受ける「大山街道歴史物語継承事業」の一環。関東学院大学の講師らが同事業の創設に関わり、同大学の学生だった吉田さんが3年前に担当を任された。今回が事業の集大成となる。
「最初は大山街道が茅ヶ崎にあることも知りませんでした。調べていくうちに地域にある文化資源が廃れていくのが分かりました」と吉田さん。街道から神社に走る参道が道路で分断されていることなど、近代化がもたらした現実も目の当たりにしたことで「大山街道の名残りを大切に守っていくきっかけになれば」とイベントに期待を寄せる。
イベント会場でもPR
14日の街道歩きは募集を締切ったが、当日はゴール地点となる円蔵第2青少年広場で商店主らによる朝市(午前9時から)やフリマ、屋台など(午後0時30分から)が開催される。大山街道に関する資料配布や茶屋の再現(正午ごろまで)などもイベントに併せて行われる。問合せは市観光協会【電話】0467・84・0377。
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