茅ヶ崎版 掲載号:2012年11月2日号
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2012年度神奈川文化賞(学術分野)を受賞した 塚本 勝巳さん 高田在住 63歳

未知を解く旺盛な探究心

 ○…神奈川県などが文化の向上発展に尽力し、顕著な功績を収めた個人や団体を表彰している神奈川文化賞。長年に渡り行っているウナギの産卵の研究が評価され、この「2012年度神奈川文化賞(学術分野)」を受賞した。11月3日に行われる表彰式を前に「驚いたということが率直な感想です。同時に地元の理解が頂けたということに感謝したいです」と笑顔で話す。

 ○…岡山県玉野市出身。東京大学への進学を機に上京し、ウナギ研究の調査に加わったのは同大大学院に在籍していた時だった。「はじめはアユなどの海や川を行き来する魚を研究していたのですがウナギには未知な部分が多くて気付いたらはまっていました」と話す。「なぜ動物は住み慣れた場所から旅(移動)をするのか」と生態を追い、2009年5月にマリアナ海嶺の南端で世界初の「ニホンウナギの卵」の発見に成功。これ以降も3度卵の採取にチャレンジして現在までに4回すべてで成功している。「我々がやってきたことが間違いではないと証明されたことがうれしかったです」

 ○…奥さんの両親との同居を機に6年前から茅ヶ崎へ。東京大学大気海洋研究所教授として、研究所がある千葉県柏市や講演会などで国内外を飛び回るが週末に帰宅する自宅では身体をリセットする。「茅ヶ崎に帰ってきたら寝てます。とにかく身体を休めることに専念します」。また学生らとたしなむお酒も楽しみの一つ。「学生と色んな話をしながら楽しんでいます」と気さくな面も見せる。

 ○…今後は先ごろ成功したウナギの産卵シーンの撮影の更なる追及と、所属する東アジア鰻資源協議会(ウナギの保護や保全をなどを行う団体)の一員として実施する相模川河口での活動に力を注ぐ。「この活動は100年続けていく考えです。相模川のウナギがマリアナ海嶺で産卵してまた相模川に戻ってくる光景が見たいですね」。夢を追い続ける「旅」は、まだまだ続く。
 

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