茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会
公開日:2016.04.08
地方行政 実地で学んで
文教大、市、市議会が連携
文教大学、茅ヶ崎市、茅ヶ崎市議会が連携した事業が始まる。文教大学経営学部(市内行谷)の授業として新たに設けられる「公共経営実地演習」に、3者がそれぞれの目的のもと協力する。
この演習は同大経営学部3年生を対象に、履修を希望する20人に対して4月11日から通年で行うもの。市長や市議会議員の講義、市議会の傍聴、市での職場体験などを学内外で行い、理解を深めた上で、市が抱える課題について学生が解決策を提案するなど、1年を通じて「公共経営」を学ぶ。
この試みは文教大が2014年4月に経営学部を開設したことを機に、地方行政などを学ぶ「公共経営学」の演習を行いたいと茅ヶ崎市に働きかけたことがきっかけ。市議会も協力することになり準備を進めてきた。
4月5日に茅ヶ崎市役所で行われた「覚書締結式」には、坪井順一文教大経営学部長、演習担当の新井立夫同大経営学部准教授、相原真佐巳同大事務局部長、服部信明市長、青木浩市議会議長らが出席。坪井学部長は「数年かかりましたが実現でき、学生の実践的な教育研究活動の場が充実することを嬉しく思う。来年度以降も毎年継続していきたい」と話した。また服部市長は「学生の皆さんと直接関わることで市職員の政策立案能力の向上が図れれば」、青木議長は「18歳以上選挙権となったこともあり、若い学生からの意見を聞き政策に生かしていきたい」とそれぞれ語った。
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