文教大学(近藤研至学長)湘南キャンパス=茅ヶ崎市行谷=で、1月16日に平塚ろう学校(田所健司校長)の生徒に向けた大学見学会が行われた。体験を通じて自身の進路を考える上での参考にしてもらおうと、平塚ろう学校が同校高等部の1・2年生を対象に、毎年近隣の大学の協力で行っているもの。
当日は生徒13人が教諭ら4人とともに同大学を訪問。校内見学や特別講義に参加し、同大学生らとグループワークも行った。
講義体験では経営学部の新井立夫教授が「やる気」の出し方や、感情のコントロールの方法などについて手話通訳を介して解説。進学や就職を希望する生徒たちは、体験を通して自分たちの将来について考えた。
また、学食で昼食をとった際には手話を交えながら大学生と生徒らが交流を深める場面もあり、生徒の影山光輝さん(17)は「普段関わりの少ない『聞こえる人』との交流や大学生活を教わって楽しかった」と笑顔を見せた。同校の朝野絢子教諭は「健常者とコミュニケーションをとることは自己理解につながる。この体験が生徒自身の進路を考える一助になれば」と今後の取り組みに意欲を示した。
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