高校バスケ最高峰の大会「ウインターカップ」(12月)の予選を兼ねた「神奈川県高等学校秋季バスケットボール大会」が、9月17日まで海老名などで開催され、女子はアレセイア湘南高校が2連覇を達成した。同校のウインターカップ出場は、2年連続2回目。
冬の新人戦、春の関東大会予選、夏のインターハイ予選と3つの県大会を制してきたアレセイア。4冠をかけた今大会でも”走り勝つバスケ”で強さを見せつけた。
準々決勝は相模女子大高を78―49で退け、準決勝は105―21で市ヶ尾高を圧倒。迎えた17日の決勝では、ともにインターハイに出場した鵠沼高と、1校にしか与えられない出場権を争った。
アレセイアは序盤から主導権を握り、古木梨子さん(2年)のドリブルシュートや渡辺菜緒さん(3年)の3ポイントシュート、宮優里奈主将(3年)の高さを活かした得点などで終始リード。71―57で2年連続優勝を果たした。それでも宮主将は「内容がダメ。パスミス、簡単なシュートミスが多かった」と反省を口にし、決勝でチーム最多の21得点をあげた古木さんも「全国までにもっとシュート練習をして、30点は取りたい」と語った。
手術乗り越え
アレセイアにとって満足のいく大会とはならなかったものの、うれしい収穫もあった。今年3月、練習中に右ひざの前十字靭帯を断裂した副主将・山城七海さん(3年)が、半年ぶりに実戦復帰。5月に手術し、ウインターカップを目指してリハビリに励んできた。「諦めかけたこともあったけれど、支えてくれたみんなに感謝」(山城さん)。本来のプレーにはまだ遠いが「全国ではみんなを助けるプレーがしたい」と声を弾ませた。
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>