茅ヶ崎市立図書館が、市民活動団体「認定NPO法人湘南ふじさわシニアネット」と協働して、茅ヶ崎に関する郷土資料をインターネット上で閲覧できる「郷土資料デジタルライブラリー」を昨年11月に開設した。
市立図書館所蔵の茅ヶ崎に関する書物などの郷土資料約40点、画像データ数にして約400コマをデジタル化しインターネット上に公開する同ライブラリー。図書館に設置された検索用のパソコンのほか、自宅のパソコンやスマートフォンなどからも情報が得られ、同時に複数人が閲覧できる。個人の調査・研究での印刷や保存も可能だ。
11月20日の開設から1カ月半でアクセス数は5600を超え、市立図書館の担当者は「利用者には操作しやすくわかりやすいと好評。著作権などの課題もあるが、さらに資料を充実させていきたい」と話した。
市民団体と協働
市と市民活動団体が協働する「郷土資料デジタルライブラリー推進事業」の一環で開設された同ページ。来館での貴重資料の閲覧は、場所や時間が制限され、利用による破損や劣化が懸念されてきた。そうした状況を受けて昨年4月、市が市民活動団体に提案し、慶應義塾大学の協力を得ながら資料の選定や活用の方法などの意見交換や検討を進め、11月に開設する運びとなった。認定NPO法人湘南ふじさわシニアネットの小林信武代表理事(75)は「市民の方々の意見を取り入れ、学校教育やまち歩きなどでさらに活用の場が広がれば」と期待を寄せている。
市ではデジタルライブラリーの活用方法について意見交換する「デジタルライブラリー活用ワークショップ」を、1月19日(土)に同館で開催する。午前10時から正午まで。申し込み先着順20人。問い合わせは同館【電話】0467・87・1001へ。
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