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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2019.06.21

茅ケ崎署が2連覇
県警拳銃射撃大会で

  • (左上から時計回りに)三芳警部補、渡辺巡査部長、江尻巡査長、井上警部補、上村巡査

 神奈川県警察本部射撃場(横浜市栄区)で6月13日、「令和元年度 神奈川県警察拳銃射撃競技大会」が開催され、茅ケ崎警察署(田中勝署長)が警察署対抗競技A組の部(団体戦)で優勝を勝ち取った。同署は昨年初優勝を飾り、2年連続で優勝旗を持ち帰った。さらに、女性警察官個人の部で、メンバーの上村珠水巡査(25・地域第三課)が優勝した。

 射撃操作の技術向上などを目的に毎年行われ、今年で63回目の同大会。県内54署を所属人数の規模でAからCの3ブロックに分け、A組には18署が出場。3種の撃ち方でそれぞれ5発ずつ10点満点の的を狙い、計750点中、茅ケ崎署は699点だった。

「冷静なメンタル」重要

 拳銃射撃競技の全国大会出場経験を持つ井上賢巳(さとし)警部補(42・西久保駐在所)を監督に、三芳真警部補(46・小出駐在所)、渡辺雅人巡査部長(35・生活安全課)、江尻賢史巡査長(39・刑事第一課)、上村珠水巡査の5人1チームで出場した茅ケ崎警察署。井上警部補は、「冷静さを保つメンタルがとても重要。“連覇したい”などの“欲”を出してしまうと当たらない。緊張感を持ち、1人ひとりがしっかり集中できた結果」と話し、「でも、連覇できてうれしかったですね」と顔をほころばせた。

 低い姿勢で10m先の的を狙う「腰撃ち」、片膝をついて15m先の的を撃つ「膝撃ち」、15m先に設置された5カ所の標的を的確に撃ち抜く「高撃ち」の3種目で競われた同大会。拳銃を扱うという点から、限られた場所と時間でしか腕を磨くことができない。そこで、「弾を抜いた拳銃を構え、丁寧に引き金を引く」というイメージトレーニングで練習に励んだ。

トラブルはねのけ1位

 県内から63人が出場した女性警察官個人の部で優勝した上村巡査は、大会時トラブルに見舞われた。拳銃の部品の破損がみつかり、急きょ借り物の拳銃で出場することになったのだ。「冷静さ」が重要とされる競技で、「とても焦った」と振り返るが、日ごろの鍛錬の成果を見事発揮した。

 田中署長は、「団体も個人もすばらしい結果。これからも地域の安全・安心の実現に貢献してもらいたい」と話した。

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