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見える化で運動苦手を克服 体力向上サポーター活躍中

教育

掲載号:2019年10月11日号

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全力で走る児童。特殊な装置で走り方をデータ分析=松浪小
全力で走る児童。特殊な装置で走り方をデータ分析=松浪小

 好きこそものの上手なれ―。運動好きな子を増やし、子どもの体力を向上させるため、全国の小学校でさまざまな取り組みが行われている。茅ヶ崎市では、県の体力向上サポーター派遣事業を活用し、最新機器を使った指導で運動への苦手意識を克服させる授業を実施している。

 「ぐんぐん結果が良くなる」「楽しい」と笑顔で話すのは松浪小学校の5年生児童。体力サポーターとして派遣された、アスリートフィーリング株式会社(新栄町/時崎正浩代表)のコーチ陣を中心に、運動の基礎のひとつである走り方に特化した授業を実施している。

 走り方を専用の機械で測定し、地面を蹴る足の強さや加速度などを一人ひとりデータ化。数値をもとに、「4歩目の右足をもっと強く踏み込んで」など具体的な指導を受ける子どもたちの表情は真剣そのもの。記録と指導を繰り返しながら測定するうちに、タイム向上者が続々登場。「よっしゃー」「やった」と歓声が上がった。

開始6年、確かな手応え

 3年前に始まった県の体力向上サポーター派遣事業。元体育教諭や地域の体育指導員などの運動指導専門家をコーチとして地域の小学校に派遣し、体育授業の一部を担当するもの。公立小学校の体育授業は専科教諭ではなく、国語や算数などと同様に一般の教諭が担当している。教諭自体の運動経験もまちまちで「もっとしっかり走って」など、具体性に欠ける指導に留まるケースも少なくなかった。

 茅ヶ崎市では事業のもととなった、文部科学省の「地域を活用した学校丸ごと子どもの体力向上推進事業」のテストケースに県内で唯一選ばれており、開始して6年となる。約7割の小学校で実施。サポーターの授業を受けた学年は、体力テストや、「体育が好き」というアンケートの結果が向上しているという。

 事業を取りまとめる市教育委員会は「結果向上もさることながら、教諭の学びも大きいと聞く。派遣サポーターの内容はさまざまだが、機械を使用した“見える化”は、結果につながりやすく、子どもたちの運動への苦手意識を和らげる。身体を動かすことの楽しさを学ぶきっかになれば」と話した。

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