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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2019.11.29

富士に向かって「完歩」めざす
足不自由な山下さんが挑む7・7Km

  • 昨年も活躍した歩行車

 東海岸南の高齢者施設に住む山下正子さん(77)が、11月30日(土)に開催される「湘南ビーチサイドウォーク」に出場し、足が不自由な中、平塚―大磯間7・7Kmの完歩を目指す。

 湘南ビーチサイドウォークは、湘南国際マラソンのコースを歩いて楽しむイベント。

 山下さんは、愛媛県松山市出身。大学では家庭経済学を修めた。卒業後は、福岡県の商業高校で山岳部顧問として四国の山々や東北の玉山、北アルプスを踏破。「歩いて美しい景色を見るたびに自然を好きになっていた」と微笑む。

 転機は5年前。横浜の高齢者施設から引っ越した際に施設の介護者が、「湘南ビーチサイドウォークに毎年参加することを目標にしたらどうか」と提案した。山下さんはこの提案を受け入れ、2014年から毎年参加している。

 昨年は、大会8カ月前に転倒で両足を骨折。出場が危ぶまれたが、歩行車でのリハビリを乗り越え、茅ヶ崎―江の島間9・3Kmを歩き切った。

 今年はコースが変更となり、藤沢から大磯に向かって歩いていく。「昨年で終わりにしようと思っていたが、富士山に向かって歩いていくのであれば楽しいはず」と参加を決意。山下さんは両足の不安から茅ヶ崎―平塚間5Kmは車を利用するが、平塚―大磯間7・7Kmで「完歩」のプラカードを歩行車に引っ提げ歩く予定。「やる気満々。今年も完歩したい」

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