「第15回全フライトエアロビック選手権大会」で3連覇した 小松田 葵さん 香川出身 28歳
いつまでも現役で
○…エアロビック競技の中でも、子どもから60歳以上まで部門があり、よりフィットネスに近い「フライト競技」。その全国大会で3連覇を成し遂げた。市内の「アステム湘南VIGOROU(ヴィグラス)S」(小林祐美代表)に所属し、「音楽にのって体を動かす楽しさをもっと知ってほしい」と普及にも腐心する。
○…市内香川出身。5歳の頃、当時講師をしていた小林さんの演技を見てエアロビックに魅了された。「自分もあんな風に舞台で輝きたい」。すぐには結果が出なかったが、小学2年のとき、フライト競技の地方大会で初優勝。自信を付け、その頃から技の難度を競う「公式競技」の全国大会にも挑戦した。小中高と部活動には脇目もふらず教室に通い、小林さんの指導で「どちらかと言うと内にこもるタイプ」だった自分の表現力に磨きをかけた。
○…大学卒業後、江の島の海鮮丼専門店「とびっちょ」に勤めながら練習に励んだ。「社会人になると引退する選手が多い中、続けてこられたのは感謝」と振り返る。2017年の世界大会出場を機に、公式競技での部門を世界大会につながるシニア1から、シニア2へ転向。併せて、自身の原点となるフライト競技に再び力を注ぐように。「後輩が育ってきたというのもあるが、一番はエアロビックをずっと続けていきたいから」。18年、19年の連覇に続き、持ち味の表現力で3連覇を勝ち取った。
○…職場で出会った夫と2人暮らし。音楽好きの夫からは競技で使用する選曲のアドバイスをもらうことも。現在は住まいの藤沢から稽古場へ通う。この道に導いてくれた小林さんを間近で見ながら、「自分も目標となれるような人物になりたい」。5月からの新シーズンに向け挑戦は続く。
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