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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2021.07.09

ピアニストとして今年4月から茅ヶ崎を中心に活動する
石崎 愛惟さん
市内在勤 29歳

クラシックを身近に

 ○…普段、練習している市内新栄町のハスキーズギャラリーで7月26日(月)、演奏会を行う。バイオリンと自身によるピアノとの協演で、フリッツ・クライスラーの音楽を奏でる。

 ○…愛媛県松山市出身。ピアノが趣味の母のと一緒に、3歳の頃から鍵盤に触れ始めた。母が奏でるショパンの曲は今でも思い出せる。小学5年生の時に「やるならちゃんとしなさい」という母の言葉で地元のピアノ教室へ。「毎日練習しないとダメになる。生活の一部だった」というピアノ。高校卒業後は、上京し「ピアノも勉強もできる」と東京学芸大学教育学部音楽科で学んだ。

 ○…大学時代に旅行でポーランドを訪問。国立ショパン音楽大学の開いていたホールでピアノを弾いていたところ、大学の教授に声をかけられた。4年生の時、進路に悩むも「発展している環境に身を置きたい」と教授に連絡をとり、同大学大学院進学を決意。クラシックの「敷居が高いイメージが癒しのイメージ」へと変化し、「身近でフランクでいいんだ」と気付いた。2017年にはグランドプライズビルトゥオーゾ国際音楽コンクールで1位に輝いたほか、オーケストラとの共演や舞台のピアノ演奏などを務めた。

 ○…今春から茅ヶ崎に。「松山もポーランドも茅ヶ崎もゆったりした空気感が似ている」と笑顔に。自身の経験を生かした英語でのピアノレッスンを湘南で開く。市内小学校で非常勤講師として子どもに音楽を教える。「できる限りのいい音楽を授業で届けたい」と話す。「聴いてくれた人が笑顔になれる幸せのお裾分け」をモットーに掲げ、日本とポーランドの良さを兼ね合わせた「クラシックのカジュアル化」をテーマに活動していく。

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