茅ヶ崎市文化資料館 おうちでミュージアム 連載Vol.15
カ ワ セ ミ
カワセミは河川や池、海岸などの水辺に生息し、年間を通して見ることができます。近年は市街化が進んだ都市河川でもよく見られ、市内では小出川や千ノ川などの河川や水辺で見られます。
スズメぐらいの大きさで、体に対して頭が大きく、太く長いくちばしが特徴です。くちばしは黒色で、くちばしの上下が黒いのがオス、メスは下側が赤いことで区別できます。美しい体色をしており、光沢がある青色や緑色の羽とだいだい色の腹部、のどやほおから首にかけての一部が白色で、足はピンク色です。宝石のヒスイの様な体色との事で、漢字では「翡翠」と書きます。
水中の小魚、ザリガニ、エビなどの水生動物を食物としています。空中でホバリングし、獲物を見つけると狙いを定めてまっすぐ水中に飛び込み、あっという間にくちばしで捕まえます。獲物を捕まえた後、岸部の木の枝や石の上などに戻り、足場に数回たたきつけ、くわえ直した後、頭から飲み込みます。
カワセミが獲物を捕獲する瞬間をぜひ観察してみて下さい。
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